火葬式のメリットとは？費用や流れは？香典は受け取っていい？

火葬式とはどのような葬儀なのでしょうか、そしてどんなメリットがあるのでしょうか？

そして火葬式の費用はいくらかぐらいかかるのか、どのような流れで進むのでしょうか？

また火葬式の葬儀で香典を渡された場合は受け取っていいものなのでしょうか。

昔と比べると、葬儀の形も随分と多様化してきました。

葬儀と言えば、お通夜・お葬式・告別式と２日ほどかけて多くの人に見送ってもらうものでしたよね。

しかし最近では故人の希望などから家族葬など小規模の葬儀を選ぶ人が増えてきているのです。

その一つが火葬式というものです。

今回は、火葬式について流れや費用などについてご紹介します。

火葬式とはどんなものなの？

火葬式とはどんなものなのかをご紹介します。

火葬式は、「直葬」とも呼ばれ、お通夜やお葬式を行わずに火葬のみを行う式のことを言います。

火葬式の場合お通夜やお葬式を行わないので費用が抑えられるだけでなく、遺族の精神的負担も軽減することができるというメリットがあります。

とくに喪主を経験した人にはわかると思いますが、葬式（葬儀）やお通夜での負担はとても大きいです。

人前で話すことが苦手な喪主の人は挨拶の内容を短時間で考えるだけでも大変なことです。

火葬式の費用はどのくらいかかるものなの？

火葬式の一番のメリットは費用が抑えられるという事ではないでしょうか。

普通の葬儀を行う場合

普通の葬儀を行う場合、さまざまな費用が掛かってきます。

たとえば

など意外と費用が掛かるものです。

火葬式の場合

火葬式の場合、普通の葬式（葬儀）でかかる費用を省くことが出来るので随分と安くできます。

とはいっても、火葬式も多くの場合葬儀社を介して行うことが多く、火葬費用の他に人件費や棺代など、様々な費用が掛かってきます。

そう考えると、火葬式なら安く済むと言っても10万円～30万円ほどは用意しておいた方がいいでしょう。

火葬式のみの場合の流れとは？

火葬式というのは基本的には通夜や告別式を行わず、火葬のみを行うものです。

しかし実際にはただ火葬だけという訳にはいきません。

では火葬式の場合どのような流れで行われるのでしょうか？

①火葬を迎えるまで安置する

まずは遺体を葬儀社や自宅などに搬送し、火葬を迎えるまで安置します。

②棺に納める

次に、納棺の儀式と言って、遺体を棺に納めます。

省略して行うのであれば臨終時のままの姿で納棺されることもありますが、一般的な納棺を行う場合には、

このような事を順番に行った後に納棺をします。

③火葬場で火葬を行う

納棺が終わったら、火葬場で火葬を行い、お骨上げをして終了となります。

火葬場では、火葬を行う前にお経をあげてもらうことも出来ますので、お願いしたい場合には事前に葬儀社や菩提寺などに事前に伝えておくようにしましょう。

読経をお願いする場合には、費用にお車代やお布施などもかかってきます。

火葬式でも香典を受け取っていい？

火葬式であっても、香典がないという訳ではありません。

ただし、葬儀や食事がないので、用意する側はそこまで高額を渡されることはありません。

そのため火葬式でも香典を渡されたら受け取って大丈夫です。

ただ火葬式の場合には、費用が安く済むので香典を辞退することもあります。

香典を辞退する場合は案内を送るときに伝える！

もしも事前に香典を辞退する場合には、案内を送るときにその旨をきちんと知らせるようにしましょう。

そして、連絡不足で伝わらずに香典を渡されても、しっかりと辞退をするようにしましょう。

火葬式で香典を受け取った人・受け取らない人がいると、後々トラブルになることもあるので、しっかりと線引きすることを忘れないでくださいね。

火葬式でも香典を受け取ったら香典返しを忘れずに！

火葬式でも香典を受け取った場合、金額が少額であってもきちんと香典返しをしましょう。

当日に香典返しを意している場合は、その日のうちに渡しましょう。

もしも香典返しを準備をしていない時には、四十九日の後に渡すようにするといいですよ。

まとめ

最近ではお葬式の費用を抑えるために簡単なお葬式で済ます人が増えています。

故人本人の意思の場合もありますし、遺族の意向であることもあります。

しかし通常のお葬式でも火葬式でも、故人をしのぶ思いに変わりはありません。

ただ火葬式は費用を抑えられるなどのメリットがあります。

しかし火葬式のデメリットとしては、ゆっくりと故人を送ることが出来ずに気持ちに整理をつけることが出来ないという人もいます。

もしも葬儀で火葬式考えている場合には、メリットとデメリットをしっかりと知り、納得したうえで選ぶようにしましょう。