法事は喪服以外で参加してもいいのでしょうか。
また、法事の礼服はスーツでも大丈夫なのか?
平服の場合でも私服はダメなのか服装について確認していきましょう。
法事に参加するとなると、やはり喪服が基本的な服装になりますよね。
しかし、喪服と言っても黒いスーツのようなもの。
それなら喪服以外でも黒いスーツでいいのでは?と思う人もいるのではないでしょうか。
さらに、三回忌以降の法事の場合、案内状で服装の案内で「平服で」と書かれていることも多いもの。
そんな時には法事でも私服で参加していいものなのでしょうか?
今回は、法事に参加する際の服装についてご紹介します。
PICK UP法事の服装・香典・お布施・お供え物などのマナーや豆知識についての役立ち記事です。
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法事とは?法要との違いは?服装やお布施や香典のマナーも一挙紹介!
- 法事は喪服以外の服装でもいい?
- 法事の礼服はスーツでもいい?
- 法事は私服で参加してもいい?
- まとめ
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法事は喪服以外の服装でもいい?
法事というと、真っ黒な喪服が基本的な服装ですよね。
しかし、初めての法事で用意がなかったり、今まで着用していた喪服のサイズが合わなかったりしてしまう事もあるはず。
そんな時は、喪服以外でもいいのでしょうか?
喪服で参加が必要な場合とは?
基本的に
- お葬式や告別式
- 一周忌まで
その後は、案内状に特に服装の指定がない限りは喪服で参加するのが無難です。
喪服以外でも大丈夫な場合とは?
法事は、三回忌以降になると参加する人も少なくなり、案内状でも「平服で」と書かれていることも多くなります。
そんな時には、喪服にこだわる必要はありません。
- 男性なら黒のほかに濃紺や濃いグレーなどの略喪服
- 女性なら同じく黒・濃紺・濃いグレーなどのワンピース
もちろん、法事なので、派手な模様のついたものなど避け、
- 男性なら黒の靴下
- 女性なら黒のストッキング
法事の礼服はスーツでもいい?
法事に参加する際、同じ黒であればスーツでもいいのではないかと思ってしまいますよね。
では、法事に参加する際、礼服はスーツでもいいのでしょうか?
確かに、同じ黒であれば礼服もスーツでもそう変わらないような気がしますよね。
しかし、目的が違うものですから、全く違うのです。
礼服とスーツは同じ黒色でも色が違う!
まず、同じ黒でも礼服とスーツは色が全く違います。
法事に着用する礼服は、黒が深ければ深いほど高級だといわれています。
それに対してスーツというのは黒い色ではありますが、実は線が入っていて見る角度によっては濃いグレーに見えてしまうのです。
別々に見るとそう違いは分かりませんが、並べてみると一目瞭然。
法事に参加する際、スーツでは人によっては「常識のない人」と見られてしまう事もあるのです。
そうならないためにも、礼服で参加する法事では、必ず礼服で参加しましょう。
法事は私服で参加してもいい?
法事に参加する際、礼服で参加するのは面倒と思ってしまう人もいるのではないでしょうか?
お葬式では喪服で参加するのがマナーですが、それ以降の法事では私服で参加してはいけないのでしょうか?
法事は全くの私服で参加しないのがマナー
はっきり言って、普通法事に全くの私服で参加するという人はいないかと思います。
一般的に
- 一周忌までは礼服
- 三回忌以降でも「平服」とは言っても、略礼服として黒や濃紺・濃いグレーなどのスーツやワンピース
法事というと、回を重ねるごとにだんだんと簡略化されていき、案内状の中にも「平服でお越しください」と書かれていることもありますよね。
普通「平服」というと、普段着のことになるので普段着で参加してもいいのではないかと思う人もいるかもしれませんが、それは間違えです。
法事での「平服」というのはあくまで「喪服でなくてもよいですが、それなりの服装で」ととらえるもの。
つまり平服といわれて本当に私服で参加することはほとんどありません。
まれに平服といわれて本当に私服で法事を行うという地域や家庭もあるので、気になる人は確認してみてください。
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まとめ
法事に参加する際は、喪服が基本的な服装となりますよね。
しかし、三回忌以降は、だんだんと服装の決まりも緩やかとなり、喪服でなくても略礼服といい黒・濃紺・濃いグレーなど濃い色のスーツやワンピースなどの参加でも問題ありません。
ただ平服といわれて、何も考えなしに私服で行くのは一般常識に欠けると思われても仕方がありません。
あくまで法事に参加するわけですから、その場に合った服装を選ぶようにしましょう。