法事はお盆にしてもいいのでしょうか。
故人の命日が重なった場合はお盆の供養と一緒に法事を行ってもいいのか、それとも別々の日に行うべきなのでしょうか。
三回忌などの法要というのは、だいたい故人の命日もしくはその日に近い日に行うものですよね。
しかし、中にはお盆の期間中に亡くなる人もいます。
その場合、法要はお盆中に行っても大丈夫なのでしょうか?
法事とお盆と供養を一緒に行うものなのでしょうか?
今回は、法事とお盆について見ていきたいと思います。
法事はお盆にしてもいいの?
法事をお盆に行うのはありなのでしょうか?
法事というのは個人の命日に行うものが一般的。
もちろん参加する方の都合に合わせて前後することもあります。
ただ、亡くなった方によっては命日がお盆の期間中という人もいます。
この場合、お盆中でも法要を行ったほうがいいのでしょうか?
法事をお盆期間中に行っても大丈夫!
お盆というのは、元々初盆など命日でなくても法要を行うことが多いものですよね。
その為、はっきり言ってお寺さんは忙しい時期となります。
もちろんどうしてもお盆に法事を行いたいというのであれば、特に問題はありません。
しかしお寺さんが忙しい時期でもあるため断られることもありますし、参列者の都合というのもあります。
宗派によっても考え方に違いがある!
他にも宗派によってに考え方もあり、
- お盆に法要を行っても特に問題ないところ
- お盆はさけてお盆明けに行うのが良いとするところ
もしもわからない場合には、詳しい人に聞いてみるといいかもしれません。
命日が重なった場合はお盆の供養と法事を一緒に行っていい?
故人の命日がお盆の期間と重なってしまった場合、お盆の供養と法事を一緒に行っていいのかどうか見ていきたいと思います。
お盆の供養と法事を同じ日に一緒に行ってしまうのかについては、考え方で違ってきます。
法事とお盆の供養は別々にしたほうがいいという理由について
法事(回忌法要)とお盆の供養は、たとえ近くても一緒に行わないのが一般的な考え方です。
その理由として、お盆というのはその時亡くなった故人だけではなく、先祖代々の魂を供養するものだからです。
その為、お盆と回忌法要は意味自体が違ってくるのです。
法事とお盆の供養を一緒にする理由について
法事(回忌法要)とお盆の供養、この2つの法要を別々に行ってしまうと、
- 施主や参加する方々の日程調整が大変になる
- 金銭負担がかかってしまう
その為、最近では気にせずに一緒に行うという場合もあるようです。
ただ、その場合はお寺にとって忙しい時期でもあるので、できるだけ早めにお寺さんの方に相談するようにした方がいいでしょう。
そして、もしも一周忌の法要と初盆が重なってしまう場合は、一緒に行っても問題ありませんが、お寺さんも1軒の家だけに時間をかけるのも難しいもの。
その為、一周忌と初盆の法要を兼ねて行う場合は、お盆の時期よりも少し前に行い、法要もお寺さんを呼ばずに近親者のみでお線香をあげるくらいで済ませるという人もいるようです。
まとめ
故人がお盆の期間に亡くなった場合、翌年に初盆と一周忌が重なってしまうことになりますよね。
そんな時には、
- 法事は一緒に行ったらいいのか?
- それとも別々の方がいいのか?
確かに、一周忌の法事は亡くなった人のために行い、お盆というのは先祖代々の霊に対して行うものなので、意味は違ってきます。
しかし、別々に行うとすると、
- 何度も参列者に案内状を用意しなければならない
- 金銭面でも大変になる
その為、初盆と一周忌を一緒に行うことも少なくないようです。
ただ、もしも一緒に法要を行う場合には、お盆の時期は忙しいお坊さんの都合もありますので、お坊さんに相談してみましょう。
そしてもう一つ大切なことは、一周忌はたとえ日にちを多少ずらすとしても、命日の日よりも前倒しするようにし、基本的には遅れないようにしましょう。
お盆の時期に法要が重なってしまうと、どうしても焦ってしまうかと思いますが、日にちに余裕をもって日程を組むようにしましょう。