法事はいつ行うのか決まっているのでしょうか?
法事を行う周期にはどのような意味や理由があるのでしょうか。
子どもの頃、よく亡くなった故人の法事を行うからと親戚などが集まって
- お坊さんに読経を挙げてもらったり
- 食事をしたり
しかも、結構頻繁に行っていたような気もします。
そもそも法事というのは、いつ行うものなのでしょうか?
そして、法事の周期には一つ一つどのような意味があるのでしょうか?
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法事はいつ行うものなの?
昔から法事に頻繁に参加しているという人もいれば、あまり参加した記憶がないという人もいるのではないでしょうか?
しかし、そもそも法事というのはいつ行うものなのか知っていますか?
四十九日や一周忌、三回忌などを知っている人は多いと思いますが、その先までは良く分からないという人も多いと思います。
実は、法事というのは、故人が亡くなってから一般的には実に11回もあるんです。
法事を行うのは11回!
法事を行うのは11回あります。
法事をいつ行うか順に周期を見ていくと、
- 初七日
- 四十九日
- 百日目
- 一周忌
- 三回忌
- 七回忌
- 十三回忌
- 十七回忌
- 二十三回忌
- 二十七回忌
- 三十三回忌
法事を11回行わない場合もあるの?
法事を11回行っていない!という人も多いかと思います。
なぜ11回も行わないのでしょうか?
その理由としては、
- これだけ定期的に法事を行うのが難しい
- 法事を行っても親戚などが近くにいない
法事をいつ行うかは地域や宗派により違う場合もあり!
法事を行う回数は、地域や宗派によってはこれ以上行うところもあります。
例えば、普通は三十三回忌が弔い上げとなりますが、その先の五十回忌や百回忌まで行うという事も。
法事を行う日については?
法事を行う日は、出来れば故人の命日に行うものです。
しかし平日ともなるとなかなか集まるのが難しかったり、お世話になっているお坊さんの都合もありますよね。
そのため、法事に参加する人が集まりやすい日を選ぶということも多いです。
そしてほとんどの場合、故人の命日の前の休日を選んだりすることが多いようです。
法事に六曜(ろくよう)は気にした方がいい?
冠婚葬祭の行事の場合、六曜(ろくよう)を気にすることが多いですよね。
六曜(ろくよう)とは大安、友引、先勝、先負、仏滅、赤口といった日柄です。
しかし、法事は仏事に当たり、六曜とは関係ありません。
その為、法事を行う日程で六曜を気にすることはありません。
法事の周期の意味とは?
法事を行う周期には何か意味があるの?と思う人も多いのではないでしょうか。
実は法事の周期には一つ一つに意味があります。
先程、法事というのは一般的には個人が亡くなってから実に11回もありますよね。
ただ、気になるのがその法事の周期。
一周忌・三回忌・七回忌はわかりますが、十三回忌や十七回忌、二十三回忌、三十三回忌などはなんだか中途半端な年数のような気がしてなりません。
では、法事を行う周期には一つ一つどのような意味があるのか順番に確認をしていきましょう。
初七日の法事の意味とは?
命日を含めて七日目に行うもの。
故人が三途の川に到達する日で、緩流を渡れるように法要を行う日です。
四十九日の法事の意味とは?
忌明けの日
この世に残っていた亡くなった人の魂が、次の世の生を受けるために旅立つ日です。
百日目の法事の意味とは?
卒哭忌ともいい、悲しみから卒業するという意味。
中陰法要と年忌法要を結ぶ法要で、「十王信仰」の10の審判のうち8つ目。
ちなみに裁判官は観音菩薩となります。
一周忌の法事の意味とは?
亡くなった人の初めの命日。
とても大切な法事の一つで、「十王信仰」の9番目の裁判となります。
三回忌の法事の意味とは?
故人が無くなってから二回目の命日(回忌の場合、-1年で数える)
「十王信仰」の10番目の審判となります。
七回忌の法事の意味とは?
日本で作られた「十三王進行」の13の裁判の11番目。
三ないし七にて勤めるのは、一般的に儒家の三魂七魂に基づいています。
十三回忌の法事の意味とは?
「十三王信仰」の12番目の審判になります。
由来は、十二支が一巡することを元に勤めると考えれらています。
三十三回忌の法事の意味とは?
「十三王信仰」の13番目の審判になります。
ほとんどの場合は三十三回忌で弔い上げとなり、年忌法要を打ち切る事が多いようです。
三十三回忌で仏の魂は先祖の魂と同化し、神となるといわれています。
このように、法事が行われる周期には、一つ一つ意味が込められているのです。
まとめ
時々法事に呼ばれるけど、実際にいつ行われるのか、そしてどんな意味があるのかあまり深く考えたことがないという人も多いと思います。
しかし、法事には一つ一つ意味があり、それは故人にとってもとても大切なものなのです。
もちろん故人をしのぶことも大切ですが、きちんと故人のことを想って法事に参加するようにしましょう。