法事はどのような流れで進行していくのでしょうか。
法事(法要)は一般的にどんなスケジュールで行われ、どれくらいの時間がかかるのでしょうか。
お葬式の際喪主となった人は「施主」となり、法事を仕切ることになります。
そして、案内状を受け取った人は、よほどのことがない限り法事に参列するのがマナーです。
とは言っても、初めての法事の場合、どのような流れで進行し、どれくらいの時間がかかるのか、よく分からないという人も多いかと思います。
今回は、法事の一般的な流れについて順を追ってご説明します。
- ①法事の開始前にしておくこと
- ②着席をして法事の開始を待つ
- ③僧侶の入場
- ④施主の開始の挨拶
- ⑤法要・お経の開始
- ⑥僧侶への挨拶もしくはお墓参り
- ⑦施主の終了の挨拶
- ⑧会食
- ⑧法事の終了
- まとめ
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法事の一般的な流れとは?
法事当日の一般的な流れについて説明していきます。
法事の開始前
案内状には、法事の日時が書かれています。
しかし、もちろん決められた時間ぴったりにその場に行くというのはマナー違反となります。
出来れば開始30分前、遅くとも開始15分前には会場に到着し、
- 施主の方にあいさつを済ませる
- お供え物や供物料などを渡しておく
法事の開始
法事の時間になると、参列者の方々が入場します。
並び方は、僧侶の方が一番前に座り、その近くに施主の人が座ります。
後は、故人の身内の方や故人と縁の深かった人から前の方に座るようにします。
あらかじめ、施主の人と身内の人はおおよそでもよいので、座る位置を決めておくとスムーズに着席することが出来ますよ。
ちなみに法要は開始時間は決まっていても、実際には参列者全ての人がそろってから始まるのが決まりとなっています。
間違っても遅刻などはしないようにしましょう。
僧侶の入場
全ての人が着席したら、僧侶の方の入場となります。
施主の開始の挨拶
僧侶の方を含め、全ての人が着席し、準備が整ったら改めて施主の人が簡単な挨拶を行います。
施主(喪主)の簡単な挨拶のあと、
僧侶に「それではよろしくお願いします。」という合図で法要が開始となります。
法要の開始
改めて全ての参列者の方がそろっていることを確認し、僧侶の方の読経が始まります。
参列者の方は、静かに静聴し、場合によっては一緒に読経をします。
読経が終わると、上座の人(施主)から順番に焼香を行います。
初めてで良くやり方がわからないという人は、前の人に倣って行うといいでしょう。
全員の焼香が終わると、多くの場合は僧侶の方による法話が行われます。
場合によっては法話は省略され、これで法話は終了となります。
僧侶への挨拶もしくはお墓参り
法要が終わり、このまま僧侶の方がお帰りになる場合は、施主は僧侶に
- お布施
- お車代
- ご膳料
菩提寺で法事を行う、もしくは菩提寺が近い場合には、お墓参りを行います。
自宅もしくは斎場などで法事を行っている場合には、後日改めてお墓参りをすることもあります。
お墓が遠い場合には、省略されることも。
施主の終了の挨拶
ここまでの流れが全て終了したら、施主の方が法要の終了の挨拶をします。
この後会食の準備がある場合は、会食の会場へ参列者の方々を案内します。
会食
会食の会場に着いたら、施主の方が簡単に挨拶をして会食を始めます。
故人の思い出話などをしながら食事を楽しみましょう。
施主の方は、きちんと参列者の方をもてなします。
法事の終了
会場の予約時間の終了、もしくはある程度食事や会話が落ち着いたところで施主の人が終了の挨拶をします。
会場の時間が決められている場合には、迷惑をかけないように終了の10分ほど前には終了しましょう。
この時に、手土産がある場合には、忘れずにきちんとお渡しします。
参列者が多い場合には、事前に席に用意しておくとスムーズです。
まとめ
一般的な法事の流れがこれで分かったと思います。
法事というのは、法要・会食を含めだいたい5時間程かかります。
ほとんどの場合、午前中に法要を行い、午後から会食という流れとなっていきます。
案内状には終了時間が書かれていないことが多いですが、時間がかかるものなので、当日は他の予定を入れるのは控えた方がよさそうですね。
それでもある程度流れを知っていれば、参加しやすいかと思います。
法事の流れは知らなくてもきちんと説明はありますが、頭に入れておくと安心ですね。