初七日の服装には男性と女性と子供それぞれどのようなマナーがあるのでしょうか。
また初七日の香典には香典袋の選び方や入れる金額などどのようなマナーがあるのでしょうか。
故人が亡くなってお葬式が終わると、次は故人が亡くなって七日目に行う「初七日」があります。
最近では、お葬式と初七日の日が近いため、負担を軽減させるためにお葬式と一緒に初七日を行うのが一般的となっています。
その為、初七日のイメージはだんだんと薄れてしまっているというのも正直なところではないでしょうか?
しかし、たとえお葬式と初七日が一緒に行われるとしても、初七日にはきちんとマナーがあります。
では今回は初七日の服装や香典のマナーについてご紹介します。
- 初七日の服装のマナーとは?
- 初七日の香典の袋や金額に関するマナーとは?
- まとめ
初七日の服装のマナーとは?
初七日の服装のマナーから見ていきたいと思います。
先程もお話しした通り、最近ではお葬式と一緒に初七日を行うことが多くなっています。
その為、初七日の服装は、基本的にお葬式と同じで大丈夫です。
では、どんな服装がいいのか具体的にご説明します。
初七日の男性の服装のマナー
男性の場合であれば、
- ブラックスーツ(礼服)
- 白いシャツ
- 黒い靴下
- 黒い靴
中にはブラックスーツであれば黒い普通のスーツでもよいのではないかと思う人もいるかもしれません。
しかし、礼服の黒と通常のスーツの黒というのは、黒の色の深さが全く違ってきます。
並んで比較してしまうと一目瞭然ですので、必ず礼服を着用しましょう。
初七日の女性の服装のマナー
女性の場合には、
- 黒無地のワンピースやアンサンブル
- 黒のストッキング
- 黒のパンプス
パンプスはかかとが高く過ぎても低すぎてもいけません。
そして女性は特に注意しなければならないのがアクセサリーです。
アクセサリーは基本的には結婚指輪以外はつけないのがマナーです。
最近では、パールであればよいという風習が広がり、
- パールのピアス
- パールのネックレス
そして、男女問わず金具のついたものは避けるのが一般的です。
初七日の子供の服装のマナー
子供が初七日に参加する場合には、制服があればそちらを着用していけば大丈夫です。
男の子の服装
制服が無い場合、男の子は
- 黒もしくは濃い色のブレザー
- 白いワイシャツ
- 濃い色のズボン
- 黒い靴下
- 黒もしくは濃い色、白い運動靴
女の子の服装
制服が無い場合、女の子は
- 黒もしくは濃い色のブレザー
- 白いブラウス
- 黒もしくは濃い色のスカート
- 黒い靴下
- 黒もしくは濃い色、白い運動靴
どちらの場合も派手な飾りがついているものはさけましょう。
このように、初七日の洋服というのはお葬式と同じように、礼服を基本とした服装で参加するようにしましょう。
初七日の香典の袋や金額に関するマナーとは?
初七日の香典のマナーをご紹介します。
初七日の香典袋のマナーとは?
最近ではお葬式と一緒に初七日を行う場合がほとんどですが、お葬式の香典とはまた別に初七日の香典を用意します。
香典の袋は、お葬式と同じように白黒もしくは白銀の結びきりの不祝儀袋を用意します。
表書きは、亡くなった方の霊は四十九日までは「霊」なので、「御霊前」と書きます。
初七日の香典の金額のマナーとは?
初七日の香典の金額は、基本的にはお葬式の香典の金額の半額が一般的となります。
そして金額は亡くなった方の関係などによって違ってきます。
お葬式と一緒に初七日を行う場合、
自身が20代であれば、
亡くなった人が自分の親であれば10000円~50000円
義理の両親 10000円~50000円
兄弟・姉妹 10000円~30000円
祖父母 5000円
おじ・おば 5000円
その他の親戚 3000円~5000円
友人・知人など 3000円
このくらいの金額が相場となります。
ただ、自身の年齢が上がれば金額の相場も高くなりますし、お葬式と別に初七日を行う場合にも多少金額が高くなることもあります。
どうしても気になる場合には一緒に参列する人などに聞いてみるといいでしょう。
お葬式と一緒に初七日を行う場合には、初七日を行う会場が別に設けられ、受付があるので、香典はそちらにお渡しします。
まとめ
初七日というのは、もちろん法事の一つですから、服装や香典にもきちんとマナーがあります。
ただ、初七日はお葬式と一緒に行われることが多いので、服装はお葬式と同じと覚えていくといいでしょう。
ただ、香典はお葬式と一緒でもそうでなくても、きちんと別に用意する必要があります。
金額はお葬式の香典の半額が目安となりますので、覚えておくといいでしょう。
初七日は、お葬式と一緒の行うことが多いので、最近ではあまりよく知らないという人も多いかもしれません。
しかし、亡くなった方のために行われる大切な法事の一つなのでしっかりとマナーを覚えておきましょう。