法事の際に饅頭を用意する意味にはどんな理由があるのか?

そして法事で饅頭を渡すときの熨斗(のし)のかけ方はどうするのが正しいのか確認していきましょう。

また法事の際の饅頭の数や色など種類にも決まりがあるのかもあわせてみていきましょう!

法事の饅頭

法事の時にはお菓子や果物などとともに「饅頭」をお供えしますよね。

他の食べ物は特にどんな果物やお菓子がいいなどというのは基本的にはありませんが、饅頭は欠かせないものです。

では、なぜ法事の際には饅頭をお供えするのでしょうか?

そして合わせて饅頭を用意するときにかけるのしや数、色に決まりはあるのかどうかも合わせてご紹介します。

目次

  • 法事の饅頭の意味とは?お供えしたり出したりするのは何故?
  • 法事で用意する饅頭の熨斗(のし)のかけ方とは?
  • 法事の饅頭の数はいくつか決まってる?
  • 法事の饅頭の色には決まりがあるの?
  • まとめ

●関連
⇒「法事におすすめの饅頭」の一覧はこちらです

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法事の饅頭の意味とは?お供えしたり出したりするのは何故?

法事の際に饅頭を出す理由というのは、特に深い意味はありません。

ただ、元々引き出物(粗供養)として饅頭を配っていたのが始まりといわれています。

ちなみに、法事の際には必ず饅頭を出すというわけではないようです。

地域によって違いがあり、場所によってはパンなどを出すというところもあるようです。

つまり、饅頭を出すのは昔から続いているからであって、実際には饅頭でなくてもいいということですよ!

法事で用意する饅頭の熨斗(のし)のかけ方とは?

法事に持参する饅頭ののしについて見ていきたいと思います。

法事にお饅頭を用意するときには、もちろん熨斗(のし)を掛けますよね。

では、どのような熨斗(のし)を掛ければいいのでしょうか?

法事で渡す饅頭は、ほかの引出物と同じように熨斗(のし)をかけます。

法事の饅頭の熨斗(のし)の表書きについて

法事で用意する饅頭の熨斗(のし)表書きは、

  • 上段に「粗供養」もしくは「志」
  • 下の段には施主の名前
を書きます。

もちろん書くときは、薄墨ではなく真っ黒の墨で書くようにしましょう!


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法事の饅頭の数はいくつか決まってる?

法事の際に用意する饅頭の数について見ていきたいと思います。

饅頭を用意するときの数は2つの場合がほとんどです。

これは、お祝いの時に用意する「紅白饅頭」に対して法事の際にも2つの饅頭を用意するようです。

色は、地域によって違ってくるので、饅頭を用意するときには色をきちんと確認しておくといいでしょう。

法事の饅頭の色には決まりがあるの?

法事の際に引き出物として用意する饅頭の色について見ていきたいと思います。

昔はよく法事の引出物やお葬式の際に葬式饅頭などをいただきましたが、最近では特にお饅頭にこだわっているところは少ないようです。

それでも、昔からの風習をそのままに残しているところでは、お葬式や法事の際に饅頭を用意するところがあるようです。

そして、饅頭の色もお祝いごとの場合はよく「紅白饅頭」を目にしますが、弔事の場合には少し違ってきます。

弔事の場合の饅頭の色について

弔事の場合の饅頭の色は、例えば、

  • 関西の方であれば、黄白の饅頭を1つずつ、つまり2つ用意する地域があります。
  • 関東でも、地域によって緑と白の饅頭を1つずつ用意して引出物とともに渡すところもあります。

どちらかというと、黄白の饅頭の方が知られているかと思います。

これは、関西で利用されている弔事用の熨斗(のし)の色と同じ色でもありますので、わかりやすいかもしれませんね。

まとめ

法事やお葬式などで出される饅頭には、特に深い意味があるというわけではないようですね。

ただ、お祝いごとにも紅白饅頭を用意することがあるので、それに対して法事の場合には「上用饅頭」があると考えてよさそうです。

もしかしたら饅頭に使われる砂糖は昔高級だったため、このような時に出すという意味があるのかもしれません。

そして、法事で用意する饅頭には数はだいたい2個と決められているという事。

さらに色も多くの場合には黄白もしくは一部の地域では緑色と白の2色だという事もわかりました。

熨斗(のし)の方は、引き出物と同じ扱いのために、「粗供養」あるいは「志」などでいいようです。

地域によっては法事といえば「饅頭」というイメージを持つ人もすくなくないと思います。

しかし、実際には今では饅頭ばかりではなく様々なものを引き出物として出すようになり、饅頭を利用することは少なくなっているようです。

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